想い

シングルタスクのすゝめ

以前まで私は、あれもこれも出来ることがカッコ良いと思っていた。
事業を営んでいると、好奇心旺盛な性格と向上心から、
「あんなことできたら面白そう」
「あんな未来になったらワクワクする」
なんて言いながら、色々なことにチャレンジした。

  • 鳥料理専門の居酒屋
  • 瀬戸内をコンセプトにしたイタリアン
  • オリーブの農家
  • 食材の卸売
  • 飲食店コンサルティング
  • ラーメン屋
  • 餃子の製造・卸売
  • 屋台
  • お昼のイタリアンと夜の鳥料理の2毛作

その時その時に最善だと思う選択をしてきたけれども、結果として抱えすぎて中途半端になっていた。
マルチタスクの自分に酔いしれていたか?笑
決してそんなつもりでは無いけれども。

人材採用会社大手のビズリーチの社長はこんなことをおっしゃっていた。
「これからの時代に求められる人材は、何でも出来る人では無く、これだけは誰にも負けません。という1つ秀でたものを持っている人材」

経営でも同じ気がする。
色々な事業を多角的にやっている会社よりも、1つのことをとことん突き詰めてやっている会社の方が信頼できるし、成果も出るのかなと。

ここ2年くらいは「手放す」というフェーズにある。
コロナで東京のお店も2店舗撤退した。
ラーメンと餃子の店も撤退。
餃子の卸売に関しても、手前味噌ではありますが、多くのお客様から「美味しいのにもったいない。何とか続けられないの?」という声を頂いたが、撤退した。

そして、今、「古民家 鳥料理 くうかい」に集中している。
ランチ営業も未だに電話で予約の連絡が来るけど辞めた。

あれもこれもと色々と対応し、考えていた今までから、1つの事業に集中している今は、より深く考えられ、そして行動に移せる。

「シングルタスク」が良い。

頭では理解しつつも、なかなか出来ないもの。
特に今持っているものを手放すことは勇気の要るもの。
手放すことで可能性が無くなってしまうと不安になる。
手放すことで残念に思われる人がいると思うと申し訳なくなる。

でも違う。
今、自分が一番重要で成果の出せそうなものに絞ること。
そしてそこで突き抜けること。

今、シングルタスクになってきたので、
次は
「突き抜けた成果」が今の私のフェーズ。

シングルタスクで突き抜けた成果。
中途半端では無く、突き抜けるまでね。(←自分に言い聞かせてる笑)

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